お世話様です。
TSI船着久稔です。
最近のCROでの賠償事故はだいぶ少なくなりましたがクライアントからのクレームは増えている気がします。まあ、ほとんどはコストなのですが(ディスカウントを求められているようです)そのような中で気が付いたことがあります。
CRO保険の新規の加入者様の理由が「クライアントから保険加入を契約書上で求められた」ということが一番の理由であることが判明しました。
海外クライアントではなく日本の依頼者からです。
もう数年前ですが「CROのグローバル化」について書いたことがあり、その中でリスクもグローバル化するし商慣習もグローバル化する。と書いたのですが、「依頼者は受託側CRO等に保険付保を求めるのは当たり前」ということと、日本では考えにくい話ですがCRO側も依頼者に保険付保を求めることが海外ではスタンダードな文化です。
さらに保険料コストは受託費にインクルーズして、これもまた当たり前な考え方であるということを書いたのですが前者については ほぼその通りに。後者に関してはまだCRO側に抵抗感があり保険料コストを飲み込んで利益が減っているような状況の会社が多いようです。
代理店ごときが僭越ですが「保険に入るようにという契約なのだからコストはONしますね」という理屈は通じにくいようですね。
別の項目としてでもそこは考えていく必要がありますよね。
日本のCROの立場が強くなって、対等な立場で商取引が出来るようになれば最高ですね。それも海外では当たり前なことですから。
funatsuki@tmnf-tsi.co.jp
090-9003-7707
最近、オンラインで座談会形式で海外での治験や臨床研究、CROの海外クライアントの契約等の数社様と始めております。
任意保険なのに「強制保険化」していることで理解を間違えていると保険加入が無意味になるのでサービスで始めました。ご希望がありましたらご連絡ください。
株式会社TSI船着久稔