こんにちは。
TSI船着久稔であります。
本日は、IRB、CRBに提出が求められた「付保証明書」につきご案内します。
先ず、発行元は保険会社になります。さらに一般的に「付保証明書」は依頼をしなければ発行されません。
付保証明書が必要な場面は、一般の保険契約では多くはありません。後日郵送される「保険証券」があれば基本的には足りるからです。
ライフサイエンス業界では「提出資料」と位置付けられているため「付保証明書」が必要となるわけです。
つまり、保険証券の代わりが「付保証明書」となるわけです。
発行までの手順をご案内します。
先ずは「保険契約」を交わして、代理店か仲立人(ブローカー)が保険会社に「契約が完了して保険料も受領したので(ブローカーの場合は保険会社が直接受領します)当該契約の付保証明書を発行してください」と依頼して、保険会社が発行する。という流れです。
時間的にどれぐらいかかるか。
これは保険会社により差はあるのですが概ね2~3日で発行されると思います。期限に余裕のない時には保険契約を仲介する代理店かブローカーに、その旨をあらかじめ伝えておき、契約&入金と同時に発行してもらえるように依頼しておくとよいと思います。
ところで…
試験開始の3か月前にIRBはめずらしいケースだと思うのですがいかがでしょうか。
じつは、保険会社によっては保険開始の3か月前に申込書作成が規定で出来ないようなことがあり、そうなると保険契約が成立しないために「付保証明書」が発行できない。というケースを最近経験しました。
プロトコルの試験期間の考え方にもよるのですが、FPIを基準に試験期間とすれば、そうそう問題もないとは思うのですが…
いかがでしょうね?
いま、保険仲立人(ブローカー)試験に挑戦しています。
ブローカーになれば複数の保険会社と交渉できるようになるので業界特化した保険関係者としては良いことだと思っています。
そうすると、保険契約が何か月前から可能か。というような情報も取れるので個々のクライアントさんに必要な情報も事前にデーターとして案内することも可能になりますからね。
私事ですが、あと10年働けるかどうか分かりませんので、バイオ、ライフサイエンス、創薬業界と保険業界の両方に詳しい(言葉が通じる)&クライアントさんのグローバル化にも対応する者としては、越えなければならないハードルだと考えている訳です。
しかし、後継者っていないものですね・・・
TSI船着久稔