賠償保険で注意するところ1

おはようございます。船着 久稔です。

治験・臨床研究・賠償保険で注意するところについては、たくさんあるのですが簡単なところから案内します。

保険発動のタイミングに大きく3つのパターンがあります。
〇事故発生ベース
〇賠償請求ベース
〇賠償請求報告ベース

これが、保険として役立つかどうか結構なポイントになるんです。
〇事故発生ベース。
健康被害が発生したとき、又は明らかに原因が被験物質で、試験が行われたとき。に保険期間であるかどうか
〇賠償請求ベース
被験者に健康被害が発生して「損害賠償を請求されたとき」に保険期間であるかどうか
〇賠償請求報告ベース
健康被害が発生して賠償請求されるかもしれない。時に保険会社に報告します。この時に保険期間であるかどうか

こうなると保険期間の設定の仕方に関わるのですが、ここは保険商品を理解していただき、要相談しておくことが必要だと思っています。
ちなみに、賠償請求ベースは保険料が安いです。
保険代理店や保険会社に、ディスカウントをリクエストして10%ぐらい保険料が下がっていたら確認してみてください。

見方を変えれば、請求ベースですと、頼りない保険になる場合があるのです。
詳しくは、ご連絡をいただければ別途ご案内させていただきます。

そのほか、保険金額や免責金額の設定とかも大事ですね。
「賠償」ですから、生計維持者でない場合、賠償金が驚くほど少なく算出される場合があります。
保険金額はリミットですから、オーバースペックの保険はコストから考えると最善ではないのです。

もっとも、施設IRBで求められれば、やむを得ない場合があることは存じております。

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