おはようございます。TSI船着です。
そもそも、何のための保険加入なのか。 被験者に対する責任であることはご理解の通りであります。
でも、実態は少し歪んでとらえられているようです。(IRB提出資料に付保証明があるからとか)
もっとも、保険加入には保険料を支払うわけで、これはコストです。
ましてや、意味のない保険契約や、万が一の際に思い違いのある保険では重要な責任を果たすことが難しくなることもあるので、専門の保険代理店が必要であると信じて営んでいるわけです。
つまり、ライフサイエンス業界、保険業界両方に精通していて適切な保険契約が適正保険料で契約できるための案内人が弊社なのです。
たとえば、CROのリスクは「被験者の健康被害に対する賠償」ではなく「クライアントに与えた業務過誤等による経済賠損失の補てん」の方がピンときますよね。
業界が分からないと、1から保険会社や代理店に話さなければならなくなりますし、どの程度理解しているか不安になるわけです。
海外治験もそうです。
どんな保険に入ればいいのかわからないですよね。保険会社に聞いてみてください。「海外治験PL保険」を案内されます。
でも、海外治験PLには「補償の特約」は存在しません。アメリカならいいかもしれませんが、オーストラリアやヨーロッパでは、補償が担保されない保険で「倫理委員会」からダメだしされて困るケースが多々あります。
保険代理店も専門性、もっと言えば保険会社も専門保険会社が出来れば心強いと思うのですがね。