今年は今日で仕事納めです。
保険代理店としては随分と進化した一年でした。
新し仲間も増え、自身のテーマにしているライフサイエンス業界も再生医療分野で新法が施行されるなどいろいろありました。
再生医療分野では、各社知恵を絞る中でそれぞれ保険商品を作りました。主に被験者の健康被害に対応するもので、行政もそれ以上のBtoBに関する分野は、各社に判断を任せています。
BtoBでは、依受託に関して経済損失を与えてしまった場合を担保する保険商品も必要になってきます。
最近、お問い合わせを頂いているのが「ロジスティック」関連の各社です。そうですね。検体の他細胞の輸送や管理などを受託する場合、これまでになかったリスクが想定されるのですから。
クライアントから賠償請求の訴訟を起こされれば、それに応訴しなければならず、賠償金のみならず訴訟費用も会社が備える経済リスクだと思います。
保険料はコストですから、少ないに越したことはないです。そして便りにならなければ意味がありません。
新しいリスクに対応するには、やはり保険代理店も進化していく必要があります。
あ!ちなみに、弊社TSIでは、既に再生医療に関する被験者や患者、クライアント、共同開発者に対する対人対物賠償、経済損失賠償に対応する保険商品は準備完了です。
全然別件ですが・・・
一昨日「事務所荒らし」に遭いました。
損害は現金のみ。軽微でした。個人情報や顧客情報は守られたのです。このようなケースで情報漏えいが起こった場合、TSIは賠償責任を負うのでしょうか。
法律上の賠償責任は負わないと思いますが、NDAに基づきそれなりの責任を負うと思います。
一般的な個人情報漏洩保険では賠償責任が発生しないものに保険金は払われませんが、クライアントが弊社を相手に訴訟を起こした場合、やむを得ずかかるのが「訴訟費用」です。
これが結構な金額と手間になります。
みなさんも、おなじリスクを背負っているわけです。
弊社のような零細は、訴訟費用で潰れてしまうかもしれません。
だから保険に加入しています。
そう!支払い能力を買って正々堂々と仕事をするためのアイテムが「保険商品」なのです。だから、万が一の際に役に立たないと意味がありませんね。
今年一年お世話になりました。良いお年をお迎えください。
株式会社TSI(team super insurance)船着 久稔