こんにちは
今日は賠償保険について書きます。
身近なところでは自動車保険の対人対物なんかが賠償保険です。
つまり、他人の身体や財物に損害を与えた場合に治療費や慰謝料等の逸失利益を民法に基づいて保険金を支払うものです。
ですから「法律上の賠償責任を負わない」場合は保険金は支払われません。
基本的に刑事事件の裏には民事の賠償責任が伴うのですが、保険では犯罪の関係者は免責(保険金が支払われない)となります。
GCPによる「賠償と補償」も同じで、賠償は「法律上負うもの」補償は「依頼者と被験者の間の約束」まあICに書かれると思います。
ここのところ、補償はどうすればよいかという質問が多いのですが、基本的に依頼者が決めたことを施設のIRBが承認して被験者が了承していれば、補償はどのようにでもなります。
賠償は違います。法律上負うものですから治験依頼者や施設、CROなどにも負わされることがあります。
でも、法律と施設の委員会・・・
難しいですよね。