外国企業との契約書上で「保険加入」を求められた

外国企業との契約で「賠償保険の加入」を求められた事はありませんでしょうか。
アメリカでは一般的なことで、契約者同士が相手に対して損害を与えた場合に「ごめんなさい」という謝罪だけでなく経済損失の補填や従業員からの賠償請求に対応する「保険商品」にお互いに入ることが習慣です。

契約書上に書かれる「賠償保険」とは、商品名は異なることもありますが。要するに「経済損失」と「従業員雇用」に関するものです。

ところ変わればですが、日本には商慣習上「賠償」とまで言えない部分や、「お代は結構でございます」と言う謝罪で済む話も外国企業では理解されないケースも有り、自社の失敗は「お互いの保険で」となります。

契約書に書かれる裁判管轄地も重要です。
海外の裁判所に訴えられた場合結構大変です。
日本の保険会社の約款では「損害賠償請求ベース」となっている場合が多く(海外向け商品)、これは実に頼りないものです。
なぜかというと、賠償請求されるまで保険会社は動けないからです。
弊社は賠償請求報告ベースですので「こんな事案が発生していて訴訟になる可能性がある」と報告いただければ対応を開始します。

ちなみに契約書で相手が求めてきている保険は「E&O」と「EPL」保険であることが大概です。

残念ながら日本の保険会社でグローバル担保の上記保険商品の取り扱いは無いようです。

グローバル化はリスクもグローバル化する訳で、保険も進化しなければならないと思います。

弊社ではアメリカの保険会社でご案内しております

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