賠償保険の必要性

治験や臨床研究などGCPに則った人試験の場合はヘルシンキ宣言の理念により被験者の健康被害や人権が補償されるように運ぶことが一般的であり、必然です。

補償と賠償は似ていますが少し異なり、賠償は法律や契約書に基づくもので、補償は依頼者と被験者の間の約束です。
ガイドラインには「医法研」などの参考がありますが、独自な取り決めでも倫理的に問題がなければ良いと思います。

保険商品は治験PL保険(臨床研究は別)やライフサイエンス賠償保険を用いて、賠償補償能力を確保することが一般的ですが、保険加入には「保険料」と言うコストが発生しますので、あくまでも任意になります。
施設IRBで保険の加入をmastとなればやむを得ませんが、医師主導などの治療との区別が難しい場合や被験者がベネフィットを求めた臨床試験ではICFによりリスクを認知させることで「保険加入」を絶対とするものではないと思っています。

ただ、訴訟等になった場合「保険加入」していると心強いでしょう。
万が一の場合は保険会社、代理店と一枚岩になって対応することになりますから。(弁護士費用・訴訟費用なども補償されます)

逆に言えば、保険に入ったんだから健康被害が発生した場合、賠償金や補償金は保険屋さん頼むね。と言うのは倫理面で問題があると思います。
専門家ですから、最善を尽くしますが「依頼者との一枚岩になった解決」が不可欠です。
賠償保険は契約時のヒアリングを重要とします。

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保険会社の合併

ご無沙汰です。

ライフサイエンス賠償保険の「フェデラルインシュアランスカンパニー」がエース損害保険に親会社Chubbとともに買収されました。
保険の補償内容はこれまでと変わらず、10月1日からはエース損害も社名変更で「Chubb保険」となるようです。

買収したのに「Chubb」の社名になるわけです。

外資系の会社では結構あることなのですが、契約者のみなさんは不安に感じられることも有り、お問い合わせが来ております。

安心してください。
補償はそのまま、保険料率もそのまま、保険会社の名前が変わるだけです。
代理店もそのままです。

今後共よろしくお願いします。

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今年の夏休み

弊社は交代で夏休みをとりますので会社としてお休みはありません。
わたくしは1日の週お休みをいただきます。

昨年は「原付西日本制覇」ということでカブで「佐多岬」(鹿児島)まで東京から下道でトコトコと走ってまいりました。
今年はカブが不調なので、大型バイクで北海道に行ってきます。
最東端 納沙布岬 最北端 宗谷岬を一気に回ります。
15年ぶりに父の墓参りも(洞爺湖町)してきましょうか。

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損害の拡大

たとえば、タイヤがバーストしました。わかっていたけど走行を続けました。
タイヤはフェンダー部分を損傷し、ホイルのみの走行で足回りもダメージが出て修理が必要となりました。

さて、車両保険で補償されるでしょうか?
微妙なところです。

止まれる場所がなかった等、走行したことがやむを得なかった理由が必要でしょうね

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海外出張中の病気→国内治験事情

外国で病気になると心細いことも当然ですが「医療費」が高額で驚かされます。健康保険が使えないから「自費」ということなのですが、物理的に尋常じゃない・・・ 
経済で患者に対する治療を選択することは医療倫理に反する気もしますが、現実です。

関係ないかもしれませんが「被験者」の確保に「健康保険制度」が影響しているかもしれません。外国では「治療」を目的とした「治験参加」が結構ありますが日本では「免疫抑制剤」の治験など「副作用を超えた期待」以外で中々人が集まらないのが現実です。

「治験のアルバイト」なんて検索すると「高収入」をうたったサイトが結構・・・
こちらも???ですが

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メーカーからの被験物質提供

医師主導治験または研究で被験物質を提供する場合があると思います。
または製造承認された薬を。

いずれにしても通常の使用法容量と異なり、プロトコルが存在する臨床試験については保険商品も変わってきますので、確認が必要だと思います。

医師が市販された薬剤を購入して適用外の用法用量で治療に使用した場合はメーカーは認知しないところで健康被害が起きても「賠償責任」は発生しないと思います。仮に発生しても「PL保険」でカバーされます。
※健康被害には「医師賠償保険」が適当だと思います。

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EPL(雇用慣行賠)と言う商品

クライアントに対するE&O(経済損失賠償)同様にEPL(従業員に対する賠償)も保険で賄う時代なのでしょうか。
保険というものは頼れるものでありながら商品が出来ると「ごめんなさい」で済んでいたものが「保険で払えるなら払って」と言う慣習の創出も可能性としてあり、悩ましいところです。

前述の「経済損失賠償」は賠償慣行が創出されたと思います。(ゴメンじゃすまなくなった)
今後はセクハラやパワハラ、長時間労働やレイオフに伴う「雇用慣行に関わる賠償」も従業員から突きつけられる時代なのかもしれません。

備えあれば…とも言いますが、保険で賄う前になにか「人間的なふれあいや交渉」が必要な気がする今日この頃・・・

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ライフサイエンス 賠償 保険でできること

保険で担保できるのは「お金」の部分です。
ライフサイエンスに限らず「万が一の事故の際の出費」を保険金で賄うために保険契約を結び備えます。
極端ですが、お金が潤沢にあれば「保険商品」を買う必要はありません。
現実に、大手には保険をかけていない企業や保険を当てにしていない会社も存在します。
ライフサイエンスに限らず、経済賠償の保険は「取引相手」から求められる事が大概で、契約書に書かれているので「保険加入」を検討されるお客さんが多いです。

商慣習は変わりつつあります。
取引先への経済損失賠償は「保険商品」でお互いに賄うようになることは現実になってきました。

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守秘義務

弊社は保険代理店として「守秘義務」を負っています。
しかし、保険契約に必要な情報を開示していただくためにNDAを結びます。
主たる理由は、社内的な手続きに必要な事のようですが、むしろ積極的に結ぶようにしています。

ライフサイエンスの情報をはデリケートなことも多く、これは手続きだけではなく「取引」としてのルールと考えています。

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CRO 営業先

変なことに悩んでおります。
CROに賠償保険の営業に回りたいのですが、うまくいきません・・・

国内の企業間でも「賠償案件」は増えていて実態を話をして備えを検討して欲しいのですが、どうも営業にアレルギーがあり行動を邪魔します。

いろんなサイトを見て「DM送ろうかな?」なんて考えていますが・・・

これまでは紹介やキーパーソンの転職先など自然に契約者が増えていたのですが、やはりお知らせするべきことは沢山の方に知ってほしい。
リスクの引受役としての必然です。

う~ん。HPやブログも良いのですが、どのような方法が最善なのか・・・
愚直に電話営業でもしてみますか。

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